原点回帰

地元北九州では、高校時代からの親友と再会することができました。

私は大学進学以降、東京や横浜で生活をしていて、その後サンディエゴでの生活が20年以上になりました。故郷で過ごした18年より、その後の人生の方がすっかり長くなってしまったと感じます。

一方、親友は大学も仕事も福岡でずっと地元で過ごしてきた人です。高校卒業後の人生は全く違う道を歩いてきた私たち二人ですが、卒業してから40年近く経ってもなお、私にとって彼女と過ごす時間は癒される時間だと再確認しました。

今回は卒業以来初めて、高校を訪ねてみました。学生が多い街並みのおしゃれカフェでランチをしたり、懐かしい場所を巡る大人の遠足のような時間を楽しんできました。

「原点回帰」という感覚。高校時代というのは、繊細で小さなことにいろいろ傷ついたり、夢見たり、子どもでいることが許された時間、それでいて早く大人になりたい、自由になりたいと背伸びしていた時間。

懐かしい学び舎の写真を撮影しながら、高校生だった自分から今の自分までの道のりを、一気に振り返るそんな不思議な感覚がありました。

子育てがほぼ終了しつつある私たちの話題は、親の介護。

そして、子育て後の人生をどう生きるか?どんなリタイアメント生活を過ごしたいか?という話。

親友はフルタイムでハードに働いているなので、彼女の60歳の定年を待って、温泉旅行へいく話やサンディエゴに遊びに来てもらう計画など夢を語り合いました。

親友の存在は、「癒し」の象徴。

またがんばれそうです。

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